「大樹?
 私、大樹が好きだったよ」

「うん。
 今は悠馬だけだもんな」


「当たり前でしょ!」


「おい!優香!!!」


「悠馬・・・。いいから」


「大樹・・・。
 今までありがとね。
 アメリカ行っても頑張ってね」



「おう!
 優香が応援してくれたら
 なんでもできるぜ!」


「何それ~」



「あっ。
 そろそろ時間だし行くな」


「うん」


「また帰ってくるから」


「サヨナラじゃないよね」


「当たり前だ」



「ばいばい」


「またな」








私は笑顔で彼を見送った。