なぜか、悠馬の部屋にいる・・・。


って!

「悠馬?なんでいきなりここに?」

「とりあえず避難・・・」

「避難?」

「そうだよ・・・。
 ・・・・・・・すっから」

「???なんか言った?」

「俺以外の男にあんな顔みせんなよ」

「あんな顔って?」

「・・・はぁ。もういいや」

「とにかく放課後デートは中止」

「えーーー」

「いいから・・・」

「むーーー」

「怒ってもダメ!」

「うえーん」

「ウソ泣きすんなよ・・・」

「ばれた?」

「バレバレだよ。
 優香のことなんて全部わかるし」

「じゃあ今何考えてると思う?」

「放課後デート続行したい!って考えてる」

「違うしー」

「じゃあ何考えてんの?」

「悠馬に抱いてほしい・・・」

「はっ!!?」

「私を抱いてよ・・・」

「・・・無理だ」

「なんで?」

「まだ、優香の心には先輩がいる」

「だからだよ?」

「えっ?」

「悠馬に抱かれたら
 大樹のことなんかふっとんでいくと思う。
 悠馬と手つないで遊んでるとき
 大樹の事なんかすっかり忘れててすっごく楽しかった。
 だから、今から抱いて?
 私を抱いて大樹のこと消し去って?
 お願い・・・。」