「優香~帰んぞ~!!」

「ちょっと待ってよ~」



悠馬・・・。
そんなにデートが楽しみなわけ?


まぁこっちとしては嬉しい限りだけどね。


「ほらほら~
 優香ラヴの悠馬君が待ってるよ、優香!」

なんて亜由美は冷やかしてくる。



「早くいきや~」

亜季音までもが・・・。


「わ、わかってるよ!んじゃあね」

『ばいば~い』


はぁ・・・。


「遅かったな~優香」

「ごめんね。バカ2人につかまっちゃって」

「ははっ。あいつららしーや」

「そーだね。いこっか」

「おぉ。どこ行きたい?」

「悠馬に任せる!」

「んじゃ・・・。ゲーセン!」

「よしっ!レッツゴー!!」


悠馬がさりげなく手を握ってきた。

悠馬の手はすごくあったかくて

いつも安心する。



でも、たまに考えることがある。






・・・・いつか悠馬の手を放す日がくるのかな?