─────────……
あれですよ。
携帯震える度に、期待して、『5151』って打つ訳なのですよ。
うん。全く来ない。
友達のホームページの更新通知しかこない。
夜ご飯食べて、お風呂入って
部屋に行って、何回携帯見たんだろ。
そりゃあね、いままで将司とのメールなんか必要最低限だし
急に来るはずないんだ。
前、メールしたのなんか
半年前の体育大会だし。
あー……『5151』にした意味ないじゃないか。
逆に携帯が気になってしかたないよ。
〜〜♪〜♪〜〜〜
「き、きた、かも……?」
淡い期待を寄せて、何度目かわからない携帯チェックをする。
……こいっ。
『5151』入力。
『どうですか(^q^)好きな人からメールきた?』
来ましたよ来ましたよ。
たった今。
すごいっ!
まさかくるなんて思ってなかったよ。
ひゃーっ。ベッドにダイブしてから
足をバタバタさせた。
自分キモい。しかし嬉しいものはしかたない。
『来たよ(*´∇`*)まさかおまじない効くなんて思わなかった(笑)』
『へー、良かったな。俺は寝る!!おやすみ』
……ねえ、泣いていい?
なぜにこんなにあっけないの!!
なんのためのメールだよ!!
おまじない、そんなに気になってたのかよ!!
……ばかやろーっ!!
私は携帯を放り投げ、そのまま返信せずに寝た。