「もし、プロポーズされるならどこがいい?やっぱ夜景が見えるところとか?」
「夜景はやだな」
「へぇ、女ってみんな夜景がいいって言うけど、意外だな」
「夜景ってさ、なんか見栄はってる感じがするんだよね」
「見栄はるのはだめか?お前だって、初体験のときの下着、結構見栄はってたじゃん」
「そ、それは!!うまく言えないけど、見栄はった方がいいときと、はらない方がいいっていうときがあるの」
「どんなときは見栄はっていいの?」
「ん〜、指輪とかかな。プレゼントとか、物だったらいい。でも、結婚式とかレストランとか、場所は見栄はっちゃだめ。場所は自分に合ったとこがいいんだよね」
「なんか難しいな」
「女心って、そういうものなの。だってさ、自分が似合わない場所にいても、つまんないだけでしょ?いつも行くような、居酒屋とか喫茶店の方が、あたしは好き」
「じゃあ、宝石とか、そういうのは似合わなくていいの?」
「あーもう、わかってないなぁ。宝石が似合わない女なんていないの」
「そうだな。杏奈もたまにはいいこと言うな」
「たまにはじゃなくて、いつも言ってるでしょ」

