冷たい同居人






風呂からあがり、ドライヤーで髪を乾かしてからつばさの部屋に行く。




「つばさ…?」



「あ、もう寝るか?」




ベッドの上で本を読んでたつばさ。




「う…うん」




そっと布団に入る。




「そんな緊張すんなよ」



「してないよ」




電気を消して、つばさも布団に入る。




でも、つばさはあたしの方を向かない。




「何でそっち向くの?」



「そっち向くと、ヤバイから」




やっぱ、我慢してるんだ。




「あたし、つばさならいいよ」




つばさがゆっくりあたしの方を向いた。




暗いけど、つばさの顔がよく見える。




「後悔しても知らねぇからな」



つばさがあたしに覆いかぶさる。



正直、ちょっと怖い。



「後悔なんて、しないよ。つばさだから」



つばさだから、大丈夫。



「無理はすんなよ」



「うん」



「怖かったら言えよ」



「うん」



またあたしの心配。



嬉しいけどね。