「そっかぁ…そりゃあ気になるよね」
「うん…」
「話聞いた次の日なんて…あたしも杏奈みたいになると思うなぁ。でも、杏奈のお父さんが連れて来るんだから、きっといい人だよ」
「そうだといいけど…」
「ただいまー」
もう来てるのかな?
「杏奈、もう来てるわよ。早くしなさい」
「はいはい」
もぉ、なんか不安…。
「おい、杏奈。こっちだ」
リビングにいるみたい。
まだ心の準備が…。
ていうか、すごい気持ち悪い人だったらどうしよう…。
そしたらあたし、この家出てくから。
「こんにちはー」
挨拶しながらリビングに入る。
そこにいたのは…。

