昨日のことで、つばさくんがあたしに心を開いてくれている気がしてすごく嬉しい。
「あのさ、つばさくんって友達いないの?」
「あぁ、いないな」
「寂しくないの?」
「別に」
ちょっとそっけない…。
「夜ごはん何がいい?」
「なんでもいいよ。俺風呂入ってくる」
テレビを消して風呂場に行ってしまった。
やっぱりそっけない…。
少しは仲良くなれたと思ったのにな…。
「つばさくん!!この味噌汁飲んでみて」
「あぁ」
「どう?おいしい?」
「いいんじゃない」
「何よそれ!!あたしがせっかく作ったのに」
「ていうか、はやくしてよ。腹減った」
あたしたちは最初に戻ってしまった。