「お茶、どうぞ」
「ありがとうございます」
夏帆にはだしたけど、あたしにはだしてくれなかった。
あたし、お客さんじゃないけどね。
「じゃ、また明日ね」
「うん、気をつけてね」
夏帆が帰ろうとしたとき、つばさくんが2階からおりてきた。
「もう帰るの?また来てね」
「はい、また来ます」
夏帆は笑顔で帰った。
つばさくん、夏帆には優しいんだね。
夏帆がうらやましいよ。
やっぱりあたし、つばさくんに嫌われてるんだね。
なんでかわかんないけど…。
あたし、つばさくんのこと好きになっちゃったのかな?
切なくて、涙が溢れそうになる。
我慢してリビングに戻った。

