「ただいまー」
何も返ってこない。
リビングに入ると、ソファに座っているつばさくんがいた。
「あのさ、帰ってきたんだから、おかえりぐらい言ってくれたっていいんじゃない?」
「家族じゃないんだから」
「そうだけど、一緒に暮らしてるんだから、家族みたいなもんでしょ?」
つばさくんは黙ったまま。
うざいとか思われてんのかな?
そう思うと悲しくなってきて、涙がでそうになる。
「朝カレーパンおごってあげたんだから、ラーメンぐらい作ってよ」
「しょうがねぇな」
え?
なんか素直…。
つばさくんじゃないみたい。

