冷たい同居人






2人並んでスーパーまでの道のりを歩く。



もちろん、あたしたちに会話はない。





「お前、俺から離れて歩けよ」




「離れるわよ!!」




つばさくんを睨みながら少し横に動いた。




「危ない!!」




つばさくんがあたしの腕を引っ張った。




気づいたらあたしはつばさくんの胸の中にいた。



あたしたちの横をトラックが通りすぎていった。





つばさくん、あたしのこと守ってくれたの?




「危ないだろ。お前、俺の後ろ歩け」



「うん」




あたしはつばさくんから少し離れて歩いた。




「つばさくん、ありがとね?」



「別に」




「つばさくんって、ホントは優しいんだね」




「優しくなんかねぇよ」



つばさくんは優しいよ。