「つばさくん、一緒に買い物行こ」



「は!?何で俺が行かなきゃいけないんだよ。お前1人で行けよ。ていうか、何でお前が俺の名前知ってんだよ」




「お父さんに聞いた。何であたしには名前教えてくれないの?」




「関係ねぇだろ」



あたしとつばさくんは血がつながってるわけじゃないもんね。




「わかった。もうそのことは聞かない。だから買い物行こ」




「何でだよ」




「牛乳が1本60円なの!!それ1人1点しか買えないんだもん。だからついてきてよ」




「そんな理由かよ…」




そんな理由とはなによ!!



「早く準備して!!店が始まるよ。売り切れたらどうすんのよ!!」




「そんなの知るかよ」





「早く行くよ!!」



つばさくんの腕を無理やり引っ張って準備させた。





あたしに勝てると思わないでよね。