しばらく勉強していると
私の前の席に男の子が
座った
ふと顔を上げて見てみるとなんだか身長が低くて
幼い顔立ちをしていた
うわぁ
背ちっさ
つか童顔じゃん
なんて失礼なことを
思っていた
そのあとすぐに先生が
入ってきて
入学式のために
廊下に整列した
出席番号順なので
前はあの小さい童顔男子
そして
総司君は…
あーだいぶ後ろにいる
これじゃ眺められないな
なんて思って
ぼー
として歩いていたから
前が止まっていたことに
気が付かなくて
ぶつかってしまった
「あっごめん」
「いえ、大丈夫です」
意外に声は低いんだ
そこは大人っぽい
あとは…ね
ん?
なんかネクタイ曲がってる
言った方がいいかな…
でも名前わかんないな…
うーん…
よし!言おう
