嘘つきなアイツ~テキトー王子の甘い罠



「愛理、帰らないの?」


そんなことを考えていると、横からそんな声がかけられた。


「あ、帰る帰る!」


声の主、坂田彩乃にそう返し、膝の上に置いたままだったノートをささっとバックに入れた。