【短】指輪物語













「ずっと考えてた。

俺はどうしたいのか…って。

お前に辛い思い

させないようにしようって

思ってきたけど…

結局は逃げてただけだった。

お前を幸せにする自信が

なかった。

けど、もう後悔したくない。

絶対に辛い思いさせない。

だから、信じてくれないか?」



愛してるって

あなたの言葉も

私を求めてくれたのも

全て嘘じゃなかったのね…



あなたも私と同じくらい

悩んで…辛かったのに…

私は少しもきづかなかった。



あなたがこんなにも

強く私を求めてくれるなら

私の答えはただ一つ。



「私を幸せにしてください」



私はあなたから指輪を

受け取り、それを

薬指にはめた。



キラキラ輝く指輪が

あなたと私の新しい

たった一つの愛の証。



あなたの薬指に

私と同じシルバーの

婚約指輪が輝いた。





〜完〜