私とあなたの繋がりなんて

とても浅くて…

少し気を抜けば

離れてしまうくらいのもの。



今、思えばあなたの住所も

あなたの年齢も

あなたの好きなものも

何も知らなかった。



それでも私は確かに

愛を感じていたの。



あなたの優しい瞳も

低くて掠れた声も

細くて繊細な指も

私は全て愛しくて仕方なかった。



あなたが既婚者だってことも

あなたが私を1番に

愛してくれてないことも

私は少しも気にしてなかった。



こんな関係間違ってるなんて

言われなくたって分かってる。



でもね、私はあなたしか

もう…愛せないんだから。



もっと傍にいてよ…ねぇ…