やっと終わった。

「入学式つかれたっ。校長もだけど、あの先生も話なが過ぎ。
もっと簡潔にまとめるべきだよ。あれは、思わない?笑」

さっきも思ったけど、分かりやす子だな。
もろ 顔に書いてあるし。


ガヤガヤ…


ガラっ

「今から学活はじめるぞ。今日はまず、自己紹介からだ。」

『えー。マジで~』

「マジでだ。簡単に名前とひとこと。そんだけだ。
簡単だろ?じゃあ…廊下側の席から。はい。」

「俺からかよ。…えっと俺の名前は相沢 拓馬です。
これから1年よろしく。」

パチパチパチ

「はい。じゃあ次。」

「はい。オレの名前は…」

私の番はまだかな。早く終わらせたい。

…パチパチパチパチ…


「はい。じゃあ次は山本。」

緊張する~。

「はい。私の名前は山本 愛花です。えっと…
これから1年間 よろしくお願いします。」

パチパチ…

「はい。じゃあ最後。和田。」

緊張した~。和田で最後かぁ

ギー
「えっと…和田 雷架です。よろしく。」

キーンコーンカーンコーン…

「おっ、ピッタリ終わったなぁ。
次からは授業だからしっかり受けろよぉ。」

『えー、もう授業ぉ』

「そりゃそうだ。お前ら高校生なんだからな。
じゃあ…終わるぞ。 礼っ。」