高校の説明が一通り終わり私たちは帰ることになった。 既に迎えにきていた母の車へ乗り込み私は一息ついた。 『どうだった?』 母が私に尋ねてきた。 「うん。思ってたよりいい高校だったよ。」 興味なさげに私は言った。 しかし私の心は意外にも高揚していた。 なんだかわからないが○△高校に無性に入りたくなった。