ガタガタガタッと派手な音を上げて二人が仰け反った。



二人とも顔が赤いし。



「べべべ、別にラブラブじゃないし!」

「そうだぞ。俺達は単に昔馴染みだからだろ!?」


うーん。

二人とも分かりやすいのに、付き合わないのはなんでだろ?

昔からボクの七不思議。




まぁ、

そんな不思議な二人は置いといて・・・





「あずきチャンに名前呼んでもらってくるぅ~!」

「チョイ待て!」




飛びあがったボクを大介がガシッと掴んだ。





「・・・さすが大介。ボクの行動を読んでるね。」




「アンコに頼まれたんだ。オマエが碌でもない用事で教室に飛び込んで来ないように見張ってくれって。」



「・・・・・」






どうやらあずきチャンにもボクの行動は読まれているらしい・・・。