Sideるう お弁当を食べながらボクはじいっと目の前のやり取りを見詰めていた。 「だーかーらー。今日家に来いって言ってんの!」 「だから、なんだって俺が夏海ン家にいかにゃならねぇんだ。」 「だーかーらー。父さんがたまには空手の練習に顔出せって大介に言っとけって言ってたんだって言ってんでしょ!」 なっちゃんはボク等の幼馴染。 大介とは家も隣同士だし、大介がなっちゃんの家の空手道場に通ってたから、二人はとても仲良しサン。 じぃっと見詰めてたら・・・ ほぅっと溜息が出た。