特別になりたいと思うのは私だけで
先輩にとって私なんか他の子と一緒くたなんだ。
そう思ったら、悔しくて、悲しくなった。
私の事特別に思ってないのに、簡単にキスしたいなんて言わないで欲しい。
先輩のバカ。
ヤツ当たりに卵焼きに箸を突きさす。
「アンタ、卵焼きにヤツ当たりすんの止めなさい。」
「うるふぁい。」
ぱくっと卵焼きを口に放り込みながら、アユに口応え。
ん?
廊下をバタバタと走る音が近づいて来ている。
・・・嫌な予感がするのは私ダケでしょうか。
・・・いや、昨日の今日でそれはないと思うんデスケド・・・