「オマエの事がスキでも、他に特別なスキって男が出来るかもな。」
大介がニヤッと笑う。
「ま、いいじゃないか。特別な男が出来ても、オマエのコトもスキだからおしゃべりくらいには付き合ってくれるだろーよ。」
そか、おしゃべりには付き合ってくれるんだぁ~
それなら・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・いいかな?
いや、なんか、よくなくナイ?
ボクとは遊んでくれるんだよね。
キスしてくれないけど。
・・・で
他の男とキスすんの?
あずきちゃんが・・・・
「それはダメ!!!」
椅子を蹴倒し立ち上がった。
「あ、オマエ、飯どーすんだ―――」
後ろで騒ぐ大介を無視してボクは教室を飛び出した。