先輩を連れて来たのは屋上に上がる階段。
北校舎の屋上は解放厳禁だから、誰かが来ることは滅多にない。
「で。いきなりナンナンデスカ」
「あれ?・・・・ちゅうしてくれるんじゃないの?」
「しませんっ!!」
人気のない所に連れてきたから、誤解して期待一杯だった先輩は私の一言に萎れた。
その姿は捨てられた子犬みたい。
きゅーん
カワイイ
けど・・・
いきなりキスとかアリエナイッ!!
わーん。
顔が熱いし。
照れ隠しもあって、強く睨みつけていると先輩は事の経緯を話しだした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…