「な、ナンナンデスカ!突然に!!」
いきなりキスしろとか、
・・・一瞬にして顔が真っ赤になった私。
教室はセンセーショナルな発言に勝手な盛り上がりを見せてるし。
「んもーあずき汚い。」
アユは私の噴き出したお茶に眉を顰めてるし。
・・・って、
親友ならココはお茶よりフォローを優先してクダサイッ。
「ねぇー。ちゅ~。あずきチャンとちゅうしたぁい。」
先輩は周りの事などお構いなし。
・・・誰か常識プリーズ・・・。
しかし、どんなに願っても都合よく正義の使者など現れないワケで・・・
私はちゅーちゅー煩く鳴いている先輩を掴んで教室から飛びだした。


