言い合いをしながら道具を仕舞って、弓道場を出た。
蜘蛛の所為ですっかり忘れていたんだけど・・・
ぐいっ!!
「へっ!?・・・・せ、先輩!!」
弓道場を一歩出たトコロで、いきなり飛び出してきた先輩に腕を掴まれて
走りだした先輩に有無を言わさず引き摺られて行った。
「ハァッ、・・・一体、なんなんですか?」
校舎の手前で走るのを止めた。
乱れた息を整えて先輩に当然の答えを求める。
ぐるっと勢いよく振り向いた先輩。
「もう他の子と仲良くしないっ!」
「・・・え?」
突然叫んだ先輩にビックリする。
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