「まぁ、カワイイ妹の相談ならいつでも聞くから。それはそうとして・・・・、 さっきから気になってるんだけど・・・。」 そう呟く悠ちゃんの視線の先を辿って 「・・・・・っ!?」 思わず飛びあがった。 先輩!? 「あれって隠れてる気なのかな・・・」 「・・・」 先輩は、弓道場を囲むフェンスの向こうのツツジの間から顔だけ出してるけど・・・ 丸見えだし。 てか・・・ なんで? 何しに来たの?