スキなモノは一杯ある。
キライになるよりスキでいたい。
その方が楽しいし、幸せでしょ?
ボクに優しくしてくれる子には優しくしたいし、
好感を持ってくれる子には好意を返したい。
そしたら世界は愛に溢れてとても幸せだと思うんだ。
大介は一瞬目を眇めたけれど、徐に大きく頷いた。
「そうだな。オマエの言い分は正論だ。」
「そーでしょ♪ボク間違ってないよね?」
大介は大きく頷く。
「ああ。・・・つまりオマエの正論でいくと、
例のアンコもオマエと過ごしたような時間を他の野郎とも過ごして、オマエに向けた笑顔を他の野郎に向けるのも
間違っちゃいないってこった。」


