schoolシリーズ【短】(弓道部)×(茶道部)編


はぁっと項垂れた大介は改めて顔をあげた。



「じゃあ、質問を少し変えるけどな・・・

オマエ女の子スキだよな?」


「うん♪」

「じゃあ、隣のクラスのスズキと一年のヤマダとどっちがスキだ?」



「えぇ~・・・マミちゃんはマミちゃんで、アイリちゃんはアイリちゃんでイイトコ違うし、比べらんなくない?どっちもスキだよ?」



「ま、そーいうことだ。」

「意味分かんない。」






「要するにオマエの『スキ』は見事に全部平等なんだよ。」




ボクは目をパチクリと瞬いた。









「それって・・・イケナイコト?」