ぷらぷら歩いていたらいつの間にか学校の敷地のハズレまで来てしまった。

ん?・・・弓道場。


フェンスで巡らされた弓道場を何気に見て





ドキン





胸が高鳴った。




制服姿のまま、弓を構える女の子。

的を射抜く鋭い視線。



強くて、

真っすぐで、


引き絞られた弦くらいに揺るぎのナイ、双眸。




その双眸に射すくめられたみたいに身動き一つ取れず・・・





タンッ!!




キレイに的を得た矢は、
















ボクの心までも射抜いた・・・・みたい。