sideるう
「どうした?最近元気がないな。」
前の席から振り向いて怪訝な顔をするのは、大介。
大介は幼馴染
で、いつもボクを『心配だ・・・』と気遣ってくれる心の友っ!
だからと言って大介をマジマジ見ても、今のボクの心が晴れるわけでもなく・・・
はぁぁぁと深い溜息を吐いた。
「・・・淋しい・・・」
途端、大介はゆっくりとデカイ図体を仰け反らせた。
「・・・悪いが、ウルウルの目で悩ましげにそんなコト言われても俺にはどーしてやることも出来ねぇぞ?」
教室の一角からは腐女子ちゃんたちの『きゃ~、幼馴染萌え♪』と控えめなはしゃぎ声が・・・。
・・・・・。