schoolシリーズ【短】(弓道部)×(茶道部)編


なんなの、それ・・・。




なによ、それ・・・。






カップケーキくれれば誰でもイイの?



てか、

どんだけカップケーキ好き!?



誰があげても、あんなふうに嬉しそうな顔するんだね。

別に私じゃなくても・・・・





溢れた涙が視界を遮って、私は足を止めた。






「・・・ぅ・・・ふぇっ・・・」




私バカみたい。

先輩が私を特別だなんて言ったコトないのに・・・。

なのに、いつの間にか一人で勝手に思いあがってたのかも・・・。



私があげたら先輩が喜ぶって。



・・・ううん、多分あげたら先輩は喜んでくれるんだろうけど・・・。


(なにせ、チョーが付く甘いモノ好きだし)


でもそれは何も『特別』じゃないんだ。