近づいてゆく。 嗚呼、リングなんて拾うんじゃ、なかった。 そしてとうとう水面に出てしまった。 そこには、初めて間近で見る「人間」の姿。 青い瞳と髪をもっている・・・。 嗚呼、私のせいで、人魚の未来が・・・。 「人魚・・・!?」 「人間」がそう言った瞬間、私はショックで目の前が眩んだ。 薄れていく意識の中、なにか優しく、暖かいものにふれた気がした。