がばっ!

「...どーしたの、マーメイ...」
「ねぇ、サファイア、聞いた??」
「え??なにを??」
「今ね、多分、お父様とお母様が街へ行ったわ」
「まあ...確かに扉は開いたけどね」
「今日はキースに逢えるわっ!!」
「また、行くの??地上へ。」
「うん!!だって、もう、四日もキースに逢ってないんだよ??」
「危ないよ??」
「サファイア...ありがとう。でもね、もう、我慢できないの。逢いたくて...たまらないの」
「マーメイ...」

サファイアの気持ちは分かる。
だけど...私は、たとえ危険だとしても...。
キースに逢いたい。