ズコッ!

「わぁっ!」

思いっきり転んだはずだった。

でも、私は真咲に抱きついていた。

そして私を支える真咲。

「はっ・・・ゴメンッ」

私は急いで真咲から離れた。

顔が熱くてしょうがなかった。

「別に大丈夫だけど、それよりも花恋は大丈夫か?」

「えっ、あ、うん全然・・・・・・」

「大丈夫じゃないだろ、顔が赤いぞっ」

真咲は笑いながら私に言ってきた。

すると近くにいた男子の一人が。

「ラブラブだな~てか、確かに顔赤いぞっ」

「もうっ、啓太までやめてよっ!もう先行くっ」

私は走って学校に向かった。