急性大好き症候群

そして、付き合い始めてから半年。


遂に裕也は他の女と帰り始めた。


メールも電話もデートもしなくなってから三ヵ月、あたし達は「別れよう」とも言わず言われず赤の他人のようになっていた。


その時はクリスマスシーズンだった。


そして、イブは裕也の誕生日。


この日、あたしは裕也が他の女と帰っているのを見かけてしまったけど、祈るように「誕生日おめでとう」とメールを送った。


一緒に帰るだけで、それ以上のことはしないでほしい。


そう願っていた。


家に帰ってからも携帯をずっと持って裕也の返事を待った。


裕也の返事にすぐ気づけるように、携帯を握り締めて眠った。


でも、次の日の朝になっても、返事は来なかった。


……なんで?


あたしたち、もう付き合ってないの?


あたし、裕也に何か悪いことした?


裕也、何があったの?


そう心の中で裕也に問いかけたけど、返事が返ってくることはなかった。


そして、年が明けて学校が始まって、あたしはあの日裕也が飯田さんと寝ていたということを耳にした。