急性大好き症候群

それからあたし達は付き合い始めた。


毎日教室で会っているものの夜にメールか電話を日課とし、学校では話す回数が目に見えて増えた。


付き合っていると意識してしまって、話すことは電話でもメールでも直接でも照れくさいものがあったけど、それは一ヵ月ほどで慣れた。


お互いの部活が忙しかったから休みが合うのは少なかったけど、それでも月に一回はデートをした。


なかなか二人きりで会うことができなかったあたし達は、二週間でハグをして、一ヵ月経ってようやくキスまでした。


好きな人と触れ合うことは、恥ずかしいけれど嬉しい。


唇を重ねるだけで、あたしは満たされた。


幸せな気持ちになって、二人でいることが楽しかった。


裕也の隣にいるときは、いつも笑えた。


美紗もすごく喜んでくれた。


あたしはこの時、確かに幸せだった。