急性大好き症候群

やばい。あたしったら、なんてこと……。


考えなしに告白なんて、一番やっちゃいけないことじゃん。


今自分がした行動を思い返して、急に恥ずかしくなる。


顔が火照る。


勢いで告白なんてして……。


あたし、超イタイ人じゃん。


板垣くんにはもう彼女がいるのに。


板垣くんを困らせるだけなのに。


もう、前のように話せないかもしれない。


そう思ったら、すごい後悔に襲われた。


あたし、最低…………。


「ご、ごめんっ!」


慌てて腕を掴んでいた手を離して、板垣くんの横をすり抜けて廊下に出ようとしたら、肩を掴まれて行く手を阻まれた。


「告り逃げ?」

「え……」


板垣くんがあたしの肩を掴んでいた。