急性大好き症候群

板垣くんの隣にいれることは嬉しかったけど、いつも緊張していた。


彼が隣にいると意識するだけで顔が熱くなる。


ちょっと話しかけられるだけで緊張して、声が上ずってうまく話せなくなる。


彼の笑い顔を見るだけで胸が高鳴って、幸せな気持ちになれる。


彼の隣にいることで、いろんなことが知れた。


シイタケが嫌い。でもしめじは大好きで、お弁当に入っているとテンションが途端に上がる。


国語の時間はいつも寝ている。先生に当てられて見かねたあたしが起こすと、いつも大袈裟なくらいビクン!って肩を震わせてから起きる。


可愛い。


次第に板垣くんのひとつひとつが愛しいと思うようになった。


そして、この気持ちは恋と呼ぶことに気づくのに、そう時間はかからなかった。