六月。転機が訪れる。
席替えで、板垣くんと隣の席になったのだ。
「えーと、前野さん……だっけ? よろしくね」
席替えをした直後、あたしの隣の席に座った板垣くんがこう言って、にっこりと笑った。
世間でいう王子スマイルだった。
あたしの名前、覚えててくれたんだ……。
嬉しさと恥ずかしさが胸の中でごっちゃになって、あたしは「よろしく……」と、板垣くんに聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で言うことしかできなかった。
席替えで、板垣くんと隣の席になったのだ。
「えーと、前野さん……だっけ? よろしくね」
席替えをした直後、あたしの隣の席に座った板垣くんがこう言って、にっこりと笑った。
世間でいう王子スマイルだった。
あたしの名前、覚えててくれたんだ……。
嬉しさと恥ずかしさが胸の中でごっちゃになって、あたしは「よろしく……」と、板垣くんに聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で言うことしかできなかった。

