time ~戻れない時間~


その夜、彼からメールが届いた。
《ありがとな♪いい誕生日だった(^o^)》
一行だけでも愛しくて、私は彼にいつの間にかはまりこんでいた。

次の日、汐莉が私のとこまですっ飛んできた。
「知代、知代、知代!!」
「朝からなーに」私は机の上でかばんの中を整理していた。

「ちょっと!!荷物整理なんてしてる場合じゃない!!」
汐莉はかなり必死で私の両手を掴んだ。

「えっ、まじで何なの!?」
私は怒るというより驚いている。
「平池、彼女できたかも!!」

えっ…?
“彼女”その言葉が私の胸に残っている。
隠すことができない動揺と昨日のメールや唐揚げのやりとりはなんだったのだろうかと悲しく思えた。

「あいつに彼女…?へぇ…よかったじゃん。一生できなかったかもしれないよね。あんなに偉そうだったら…」

「知代…!?何、言ってるの!?あんた、平池のこと好きなんでしょ!?いいの!?昨日まであんなに仲よかったじゃん。」

「だ、誰があんなやつ…好きじゃない…もん…だから私は別にどうでもいいよ…」
私は苦笑いでかばんの整理を再開した。