《今日、俺、誕生日だから!!だから祝えよ!!》
私は返事を返さず学校で彼の姿を探した。
彼は五組でクラスのみんなに囲まれていた。
彼は、私の学年で目立つタイプの子。女の子にも男の子にも好かれるタイプ。
それはいいことなのだけども、なんだか寂しい気持ちにもなる。
「平池!!」私は勇気を出して彼を呼んだ。
彼はすぐに気付いてくれてドアのところまで来てくれた。
「お、まじで唐揚げおごってくれんの!?」
ニヤリとして私の顔を見てくる。
「仕方ないな~。千代様が奢ってあげよう!!あ、はい。これも一応買ってきた。」
私が渡したのはツナマヨのおにぎり。この間、このおにぎりが好きだと彼が言っていたから。
「うわっ!!まじ!?テンション上がる~千代、サンキュ♪」
ドキっ。今まで、唐揚げ女と言われていたのに突然名前で呼ぶもんだから私の心臓はバックバクだ。



