春二は野球部で私はテニス部。 テニスコートに行くためには絶対野球部の前を通らなくてはならない。と、言うことは嫌でも彼に会うわけで。 私たちはすれ違い様にいつも文句を言ったりしてじゃれあった。 「おう、唐揚げ女っ」春二は私にお構い無く"唐揚げ女"というあだ名を言ってくる。 私はそれにいつも同じように言い返す。 「唐揚げハゲ男も頑張ってんじゃん」 彼はおうと言いながらグローブを磨きだしたが急に走ってきて私の肩を掴んだ。 「何よっ!?」私は嫌な顔をしながら彼の方を見る。