僕の彼氏

終業式も終わり、
今日はキャンプへ行く日。
とその前に優貴の家に行かないと。
僕はかばんを持って家を出た。





ピンポーン


「はーい。」

「あ、おはよ。」

「秋おはよ~。
 さあ、ちょっとうち入って!!」


僕は家の中に入った。




「ねえ…お願いがあるんだけど。」

「ん?」

「き、今日だけでいいから、
 この服着て!!」


そう言って優貴は僕に
1つの袋を差し出した。


僕はそれを受け取った。


「今日だけでいいから!お願い!!」




こんなに必死な優貴、
初めて見たかもしれない。


「お、おう…」


僕がそう言うと、優貴は
良かった~と安心した顔で言った。


「ちょっと着てみて!!」

「…おう。」


そして僕は別の部屋に入り、
袋を開けた。


「え…」


その袋の中に入っていたのは、
フリフリの女の子用の服だった。



正直言って…着たくない。



でも、優貴があそこまで必死に
お願いしてたんだ。
着ないわけにはいかない。