再会したタイムくんに
あたしはビンタを食らわせた。
――――――――――
―――――――……
「ごめんなさい」
目の前には、頬にくっきりと赤い手形がついた少年。
まさにタイムくんがいる。
「いえ、元は僕が遅れたのが悪いんだし…」
「それには理由があるんだよね?
本当にごめんなさい」
「………」
不穏な空気が流れる。
もしかしてあたし、不味いこと言っちゃった?
「とっ、とりあえず冷やそうか?」
「大丈夫。
それより行こう」
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