外に出ると、誰もいなかった。

あるのは、一面の砂。
…砂漠だ。




もしかしてあたし、迷子?

サーッと血の気が引く。
頭の中でどうしよう、どうしようとぐるぐる回る。




「…とりあえず、待とう」





10分経過

(…タイムくん、今どこにいるのかなぁ。)





30分経過

(うーん、30分かぁ。
この駅狭いから、もうちょいしたら来るよね!)





1時間経過


(タタタタイムくぅぅぅん…
探しに行ったほうがいいかな?)





1時間30分経過


(…探しにいこ「あ、いた」



この声…。
すごく知ってる。



「やっと見つけ…」


「タイムくぅぅぅうんっ」