「青葉ぁ。ゲームに夢中になるのもいいと思うけどさぁ、そろそろ恋愛の経験値を築いていかなきゃだめだよ・・・。」
律がお茶を飲みながら心配そうに話す。
ん?恋愛経験値・・・・・・?
「恋愛経験値ならあたし築きまくってるよっ!極めてるよっ!!」
「それゲームの話でしょ。大体私が見るかぎりあんた初恋もまだでしょ。」
「うっ・・・・。」
おぅよ。
どうせあたしの初恋は某オトゲの輝くんさっ!!
「だっだからぁいってるじゃんあたしは2次元にしか興味ないのっ!!」
「なんで!現実にもかっこいい人いっぱいいるじゃんっ!」
「無理だよっ。現実の男の子なんてっ!」
「じゃあ何無理なの?」
そんなの・・・・・。
現実の恋なんて絶対うまくいくはずない。
ゲームみたいに全部が全部ハッピーエンドじゃないもん。
それに・・・・・・・。
「無理なものは無理なの。」
ガタンッ!
「青葉?」
あたしは席とたって律にむきあった。
「リアルな男の子はあたしにとって恐怖でしかなあああぁぁぁぁぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「あっ!ちょっと青葉っ!・・・・・逃げた。」
今青葉男の子は恐怖っていってたな・・・・。
ん!?元から実は男嫌いだったから恋もできずにゲームに走ってしまったってことなの!?