真「お兄ちゃん、カッコいいですよね」





「・・・・・」





あれから、部活があるというお兄ちゃんと別れ


藍原くんと一緒に家路に向かう














真「・・・・・やっぱ気に入らないな…」





「・・・・何が?」








真「彼女がさ・・・・他の男にあんな表情見せるのは気に入らないなー」





立ち止まり私を射るような目で私を見る








「・・・・・」


今度は、私の方に近づき





頬にキスをした








「・・・っ!何するのよ!」


反射的に手をあげたが、


藍原くんはその手を掴み





物影に連れていかれ


鉄筋の壁に押し付けられる





真「お兄ちゃんのこと好きなのはわかってるけど、目の前であんな顔見せられたら…俺、妬いちゃうよ?」





真剣な瞳で


下から私を覗き込む








真「何するのか、わかんないからね…」





そう耳元で囁くと、


私の首筋に顔を埋めて





「・・・・っ、あぁ・・・・」





キスマークをつけた





何故か動けなくて


そのまま立ち尽くしていた