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あの日から2週間





毎日、一緒に登下校している





今日もかと、ため息を漏らしてしまう





帰り支度を済ませ





教室を見回す








藍原くんの姿は見つからない





こっそり先に帰ろうかな…








そう思いながらも一応探してみる








柊「・・・・星菜!」





廊下でバッタリお兄ちゃんと会う





「お兄ちゃん!」





柊「今から帰り?」





「うん・・・///」





柊「あれ、今日は彼氏一緒じゃないんだ」





思わず心臓がズキンとする





「お兄ちゃん・・・・知ってたんだ…」





何だか無性に悲しくなる








柊「そりゃ・・・・あれだけいつも一緒だし・・・・あ…」


「え…」





お兄ちゃんの目線の先をたどると





真「はじめまして、藍原です」





藍原くんの姿





藍原くんはお兄ちゃんに表の顔を見せる





柊「星菜の兄です。いつも、星菜がお世話になってます」





お兄ちゃんも爽やかな笑顔で


嬉しそうに藍原くんに挨拶をする








一見普通な光景だけど


私にとっては異様な光景








お兄ちゃんは・・・・・何も知らないから