He came here to meet you ~ニセモノの愛~






放課後


ほとんど授業に集中できず


藍原くんばかり気にしていた





また藍原くんを見てみる





彼は帰り支度を済まし、みんなと帰ろうとしている





これじゃあダメだ





「・・・・・藍原くん!」





焦っていたのか





気付いたら


彼を呼び止めていた








真「なに?」


そういいながら私に近寄る


「え・・・あの、話があるから」


真「話なんて、わかってるから」


私にしか聞こえないような声で囁く





真「付き合いたいならさ・・・・告白して」


一瞬、意味がわからなかった





真「俺と付き合いたいならさ・・・・今“ココ”で俺に告白してよ?」





この教室で・・・・



ふと、教室に目をやる





クラスメートの好奇の目





目の前の彼は、





試しているのか、


面白がっているのか、





余裕の笑みを浮かべる





私が拒否できないのを知っているから


制服の袖をギュッと握りしめる





「あの・・・・・」


真「ハイ?」





「藍原くん・・・・私・・・・と」


声が上ずる








「・・・・私と付き合ってください・・・・・」





途端にクラス中がざわめく











彼は満足気に私を見ていた