柊「大丈夫?ケガしてない?」
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「・・・・うん」
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柊「星菜、今日何かあったの?」
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手を止めて、私を見上げる
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柊「めずらしいからさ、お前がボーッとするなんてさ・・・・」
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「・・・何もないよ・・・・?ごめんね、ちょっと疲れてるのかも」
必死で作り笑顔をする
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柊「そっか・・・・・」
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破片を全部拾い終えると、お兄ちゃんは私の頭を優しくポンポンと撫でる
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柊「お前は、なんでも頑張りすぎ!ちょっとは手を抜いた方がいいんだよ?・・・・・あと、お兄ちゃんのことも頼りさい!」
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優しい笑顔と
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その、頭を撫でる感触が
昔から大好きだった
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今だって、そのたびキュンとする
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“兄として
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妹への優しさ”
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そんなことわかってる
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でも、
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もしこのことがバレたら
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それすら失うことになる
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お兄ちゃんが大好き
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小さい頃からずっと見てきた
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柊「続きは、俺がやるから
」
私からスポンジを取り上げると、代わりにお皿を洗い出す
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賢そうな横顔は
笑うとすごっく幼い顔になるんだ
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“お兄ちゃん”だなんて一度も思ったことないよ・・・・?
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私は“棟保 柊”を
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異性として、好きなんです
